「テレビ台つくって!」と言われたのがかれこれ何年前になるだろうか?
この度、わが家にお犬様がやってくることになったので作らなくてはならない状況に陥ってしまいました。
コード噛んだりしますもんね。
ということで、すでに用意だけはしてあった「コーナン」で買っておいた杉の木を取り出してきます。
材料
じゃーん!
これです。
1800㎜×300㎜×20㎜の杉の一枚板。
といえば響きがいいのですが、コーナンで買える床板の切りっぱなしの荒材です。
これのみ!
長いこと置き過ぎて、端っこがぱっくり割れてきてしまいました。
木を買うときに端っこはよく見て割れなさそうなやつを選んでいるのですが、まだまだですね。
割れないように木工ボンドをベトベトに塗っておくという手もあるのですが、気にしないことにしましょう。
さあ作っていきます!
制作開始
切る
まずは設計図に従って、寸法通りに切ります。
といっても今回は設計図なんてないです。
お嫁と相談したところ長さは130㎝という指示がでました。
では切ります。
幅は30㎝そのまま使うので長さだけ。
差金(さしがね)を使ってなんとなく直角に線を引きます。
「差矩」って書くんや、知らんかった。
線を引くのにはシャーペンを使っています。
職人さんの中には、「絶対鉛筆!」みたいな人もいましたし、「ボールペンで書くねん、だって鉛筆やったら見えへんもん、老眼で」みたいな人もいました。
まあ、なんでもいいんです。
差金もなければ適当に線引いて切っても大丈夫です。
多少歪んでも気にしない、気にしない。
箱を作るときは多少気にしたほうがいいですが。
仕上げ
材料が切れたら、もう仕上げていきます。
使うのは「ベルトサンダー」
これがあると便利です。
ちょっとお高いですが、何でもかんでもきれいに削ってくれるので使う頻度は高いです。
ちょいちょいっとお箸を作ったり、おもちゃを作ったりするのに使えますし。
まあ、なければひたすらサンドペーパーで磨いちゃいましょう。
こうやって、気に巻き付けて使うと磨きやすいですし、木がデコボコにならずに済みます。
磨いていると摩擦で熱くなるので火傷防止にも。
必死でこすっているとめっちゃ熱くなるんですよね。
サンドペーパーの番手もまったく気にしない!
そりゃあ、売り物にするんだったら杉板の場合は鉋で削って仕上げたほうがいいです。
そもそもテレビ台を杉板で作らないかなあ。
もっと堅い木、広葉樹でつくりますね。
なので、何番で磨いたかもわからないです。
120番くらいかな?
結構荒いやつで磨きました。
240番で仕上げに磨くとツルツルになりますが、今回はしません!
面倒くさいので。
ただ、小学校の時に使っていたようなペラペラの紙やすりはすぐビリビリに破れるのでおススメしないです。
写真のやつみたいに、白のやつ(ちょっと丈夫そうなやつ)を使うことをおススメします。
耐水ペーパーもいいかもしれません。
洗えますしね。
こんな感じで、てきとうに磨いておきました。
角っこはとんがったままだと触ったときにケガしちゃうので、斜めに削っておきます。
「面取り」というやつです。
これも、サンドペーパーで磨いてもいいのですが、元家具職人なので一応道具はそろっていまして、鉋でシャーっと削っていきます。
長年愛用の小鉋。
刃口を樫の木で埋めてカスタマイズしてあります。
なので抑えの刃(裏金)を抜いても逆目が起きにくいというやつです。
ちょっとマニアック。
鉋に押してる焼き印は、昔倉敷の雑貨屋さんで500円で買ったやつです。
懐かしの思い出がよみがえってきました。
そんなことはどうでもよくて、とにかく全部きれいに磨けたら完成です!
塗装
なし!
今回はナシで!
ヒノキやら杉やら松やらの針葉樹は基本塗装しなくていいと思っています。
広葉樹だったらオイルをしみこませたりするといい味が出るのですが、針葉樹はありのままのほうが好きですね。
日焼けしていい感じの色になってくるのを待つことにします。
完成
床にレンガを置いて、木の板をのせて、レンガを置いて、木の板をのせて完成。
適当過ぎる?
大丈夫、かっこよくできました!
ほら、いい感じ。
コード類はikea(イケア)で買ったケーブルボックスなるものに押し込んで、終了です。
これで安全にリビングを犬が走り回れるはずです。
おわりに
今回の作業時間はおよそ2時間。
こんなことなら、「さっさとやってくれたらいいのに」とお嫁さんも思っていることでしょう。
なかなか手を付けるまでがね~
次は次男の学習机と後なんかあったかな?
そろそろ始めなくては・・・
コメント